日本全国津々浦々、男の欲望を満たしてくれる町があります。各地域ごとにご紹介をしていこうと思っています。

私は今でこそ川崎の堀之内や南町を中心に遊んでいますが、若かりし頃はそれこそ仕事の出張などがあった際は、全国各地のエリアに出向いては遊んだものです。

その地域ごとにソープランドも特徴があります。お店の特徴はもちろん、働いている人にも特徴があったりします。

意外とそういった歴史や地域の背景を理解すると、楽しく遊ぶことが出来るのです。

今日は東京にある日本でもっとも有名な色街とも呼べる『吉原』です。

吉原開設の歴史

元々吉原は今の台東区の辺りではなく、現在で言うと日本橋人形町のあたりにありました。スタートは1617年に江戸幕府の許認可がおりて、公認の遊郭となったのです。

そしてなぜ公認の遊郭が作られたかと言うと…徳川家康の駿府城の城下には、広い敷地面積の遊郭がありました。家康の死後、駿府(今の静岡市)から吉原に移したのです。

また治安維持の観点からも、江戸のあちこちで秘密裏に運営をされていた遊女屋たちを、まとめて運営したいと庄司甚右衛門を始めとする願いが聞き入れられ、許可されたと言われています。

ただ吉原遊郭設置に際しては、いくつかルールが定められたと言われています。

1、吉原遊郭以外では遊女屋は一切認めない

2、客は一昼夜以上店にいてはならない(一泊以上してはならない)

3、遊女は贅沢な着物を着てはならない

4、遊郭は質素な佇まいとする

5、町役は他の江戸の町と同様にする事

6、身元不審の者は奉行所へ通報する事

こういったルールの中で吉原遊郭は運営をされていました。

しかし…
『1657年・明暦の大火』により吉原は消失してしまいます。

そこで以前の日本橋から、浅草に移して新吉原が出来たのです。そして今までの日本橋にあった吉原を元吉原と呼んでいます。

吉原の遊び方

今や川崎のソープランドに限らず、吉原のソープランドも、全国各地のソープランドは全てHPや電話で予約をする、あるいは直接にお店に行けば遊ぶ事が出来ます。

しかし当時はお客様が目当ての女性と男女の仲になるには、最低3回はお店を訪れなくてはいけなかったのです。

1回目、2回目は遊女の顔を少し眺める程度で終わり。そしてその際もしっかり料金を払わなくてはなりません。

しかし、更には遊郭が用意した芸者さんの様な方にも、御礼をしなければならなかったのです。

今の様に、いきなり行ってお金を払うのだけではなく、色街では粋なお金の払い方や使い方も試されて、お客様のランクが決まっていたとも言われています。

『吉原』は今も昔も日本最大規模の色街であり、最も歴史ある遊郭です。そんな歴史も少し知りながら、街を歩けば、見えてくる景色も少し違うかもしれませんね。